こんにちは
旬の味覚を楽しみながら、ふと年々秋を感じる期間が短くなってきたのかなと思いました。
結実の秋、小さな努力を積み重ねてやっと実りを迎えたら振り返って反省したり楽しんだりする時間が少しでもゆっくりめにあるといいですね。

今回のミーティングは年内最後となりましたので振り返りや見直しが中心となりました。

1.この1年のテーマであった「心理的安全性の高い環境をつくるために」各自がどう向き合ってきたか
2.受付の時間をはやめることについて

を報告しあいました。

1.この1年のテーマであった「心理的安全性の高い環境をつくるために」各自がどう向き合ってきたか

意識した、高まったと感じること
 ・問題を解決するために話し合い改善策を立てる機会があった
 ・感謝の気持ちをもつ。ありがとうと笑顔で言う。明るく。を心がけた
 ・方針はみんなで決めるようにした
 ・目の前の人を好きになる

難しかった、課題となったこと
 ・安全性が保たれていると信じても問題提起する勇気が必要だと感じた
 ・相手の反応をしっかりとみて自分の意見を言うことが大事だと思った
 ・どうしても決まった人しか意見をいわないので誰でもいえる雰囲気をまず作ることが
  大切だと思った
 ・会議の場でみんなの自由な意見が出し合えるのが理想だがそれぞれの性格もあるので
  会議にこだわらず個性を生かした意見の出し方を見つけられたらいいと思った。

心理的安全性の言葉を耳にするようになってまだ数年。自分達にマッチするようにこれからも紆余曲折を経ながらチームの指針を作り上げていきたいです。来年もこのテーマに沿ってよりよい診療所としていきます。

2.受付の時間をはやめることについて

 寒い中、暑い中、荒天の日などに診療所が開くまでの間、外でお待ちいただく患者さんをスタッフ一同心苦しく思いながらも朝の準備を進めてまいりました。
この度、時間を工夫して受付を少しだけはやめることとしました。受付を開始できる準備が整いましたらすぐにドアをあけます。それまでは番号札をとってお待ちください。診察の開始は変わらず9時からです。

<編集後記>

冒頭の結実の秋とありますが、当院では数年前よりある患者さん(Mさん)のご厚意で美しい盛りの菊の花を飾らせていただいております。


 丹精、という言葉がぴったりくると感じる菊の栽培。
菊を持ってきて下さる時、その苦労話を知りたくてお話を伺うのですが毎年「大変だよ~」というお答えは聞いたことがありません。
そのかわり大きな笑顔で「こうやって喜んでくれることを考えるとうれしくなる」そして「お礼なんかいらないからね」と仰います。私の好きそうな菊を選んでくださったり選ばせてもらったりしていると必ず来院する患者さんが足をとめて菊に魅入られます。
そこでMさんと患者さんと私に会話と笑顔がうまれていきます。
いつも菊をもってきてくださるのは秋晴れの空高い日なのでその青空と暖かい日の光に笑顔がふわっと生まれていく感じが幸せ過ぎて毎年この時期が待ち遠しいです。 
こんな気持ちになるので当然お礼がしたくなってしまいます。でもきっとこれはお言葉に甘えるほうが喜んでもらえるのかななどと図々しくも考えてしまったり。
人に親切にする時は咄嗟のことで自然にできることですが、相手の笑顔だけを思って何かをするということは常にできることではないかもしれない、それができるMさんに出会えて私の考えも変わったこともありました。(なかなか常にとはいかない・・・)
Mさんに会える来秋までの間に菊のモチーフやお会いした時と同じようなお天気があるとまたいつものようにMさんのことをふっと思い出すことでしょう。
また素敵な笑顔にお会いできる秋を楽しみにしています。この記事を書いている時間も幸せでした。