こんにちは
今年の桜はずいぶんと待ちました。富士宮市を囲む山々も全体的にぼんやりして山桜も花をつけ、木々も新芽がでているのだろうなぁと遠くからも山の息吹を感じます。
今年2回目となる今回のランチミーティング、いつものインシデント等の共有の他には大きく3つのテーマにそって進めていきました。
1.「働かんDAY」結果発表
昨年のテーマだった「働かんDAY」。それぞれ半日働かずにスタッフや院内をとにかく見る。自分はやってないけど他のスタッフがやっていていいなと思うこと、いいところ、わるいところ、1人30個あつめました。患者さん目線になると見えてくることがたくさんありました。医療スタッフとしてミスは許されませんのでカルテの確認、患者さんの意思の確認、スタッフ同士で情報の共有など特に丁寧に行うあまりに声の大きさなどプライバシーにまで気を配れていたか、など疑問に思うことがありました。既存の建物を大きく変えることは難しいのですがより安心して院内でお過ごしくださいますよう、できる限りの配慮をしていきます。
たくさんの意見が集まりましたのでよりよくなるように良い意見はどんどん取り入れていきます。
2.疾患別の問診票を作成
いつもの問診だけでは足りないと思われるときにもっと患者さんから情報をいただけるように別の問診票を作成しました。眼に現れた症状が眼ではなく他の疾患からのものである場合があります。お話の中で必要と思われるときに記入をお願いすることがあります。そのときは詳しく伺いますのでどうぞご協力をお願いします。
3.ダブルチェックとは?
今回は特にインシデントの周知のときに院長が感じた「ダブルチェックとは?」が話題にあがりました。ミスを防ぐためにはどうしたらよいのだろうか、と意見を求めるとほとんどが改善策としてダブルチェック、という答えが返ってきます。きっと一番の解決策なのだろうと思います、が長く同じ作業をしてきてこの工程は何のためにやっているのか、と疑問に思った時、その工程のもととなったのがミスを防ぐためのダブルチェックだったりします。習慣や前の人がやった流れなどではなく個々に独立して仕事を回していけばそれぞれの関門でチェックが必ず入ります。診療所では決まった仕事をするのではなく患者さんの様子によってはとても流動的ですし、スタッフ間の情報共有は欠かせません。そこで前に倣え、とならないようにしたいものです。
<<編集後記>>
大谷翔平さんは何でもニュースになってしまいますが、大変な思いのなかで試合を重ね、精神的なものがパフォーマンスに影響しなかったかの問いに「それもスキルですから」と答えられたこともまた大きな話題を呼びました。
メンタルトレーニングという言葉は聞いたことがありましたがサイコロジカルスキルトレーニングという言葉は初めて聞き、同義語かもしれませんが、それが技術であることに驚きました。普段の生活でも失敗したくないシチュエーションはたくさんありますが、私はうまくいかないときに精神的なことを理由にしてしまいがちです。それも、理由を自分以外にすることが本当に多い。
精神的に集中できないことがあるからうまくいかない。それを理由にしてはだめだとわかっているのに、自分をそれで納得させている限り絶対に成長しませんよね。
スキルを手にできるかわかりませんが、違う角度で失敗をみつめることから始めます!