こんにちは
静岡もいよいよ梅雨に突入です。この頃は大雨になると災害級となることもあり、季節の移ろいを穏やかに感じることもままならないです。しっかり備えて家にいる時間を少しでも楽しいものにしたいものです。

さて、当院では定期ミーティングが行われました。今回は以下の内容です。
・地震、初期消火避難訓練
・治療方針とインシデントなど重要事項の情報共有
・「心理的安全性がたもたれているのか」「アンガーマネジメントを学び変化はあったか」

<<避難訓練>>

 大地震時または出火時、自分の身を守りながら患者さんを避難誘導。出火が小規模のものであれば消火班が消火に当たる想定で訓練しました。119番通報訓練も実施。次回は消防署の協力を得て実際に消火器を使ってみたいと思います。

 <<情報共有>>

 些細なことでもその後ろには重大なインシデントがかくれていることをいつも念頭に置いています。今回の報告も全員と共有し再発防止策を講じました。

<<心理的安全性とアンカーマネジメント講習>>

 2年にわたり院長指導の下、意識改革を実施しています。ひとりひとりの良いところが最大限に発揮できるような場所でありたいです。
スタッフの意見を少し紹介します。

  • 体調や忙しさ、うまく伝わらないもどかしさなどで自分に余裕のない時、どんな態度になるのかを冷静にみつめることができた。態度にでそうなときに敢て落ち着いて行動することができるようになった。また、それを他の人から褒めてもらって自分が変わろうとしていることを実感できた。
  • 仕事関係で上下があったりすると心理的安全性を保てるか少し心配だ。
  • 1年間アンガーマネジメントを学び、自分がどんなところで許せないと感じるかを記録に残した結果、自分の中で~すべきだと思っていることは他人はそうとらえていないことを認識できた。
    また、その~すべきが守られていないと正そうとしてしまうことが怒りにつながるので、自分の常識を押し付けないようにしようと思うようになった。
  • 心理的安全性の保たれている場というのはアンガーマネジメントができていないと存在しないと思った。
  • 人間なのでそんなにいつも冷静になれる時ばかりではないが、それをここにいる誰でもが指摘することができるようになりたい。指摘した人、された人、周りにいる人がその状況で自分たちの関係性が崩れることは絶対にないと信じあってほしい。

スタッフの意見をきいていると人を信じる、の一言が頭に浮かびます。信じ切ることって難しいですよね。とても勇気がいることだと思います。信頼関係は築けていますのであとは信じる勇気をもつことでしょうか。それができる人もできない人も、時間のかかる人もいて当たり前だとおおらかに構えていきましょう!

編集後記

 アンガーマネジメントという言葉を初めて聞いたのは子育てに翻弄されているさなかでした。あれだけたくさん言っていた「はやくして」「何回言えばわかるのかな」「あれやったらこれやってその次これやっておいてね」「かたづけなさい」「私の時間を無駄にしないで」等々の言葉は今、なぜかでてきません。今思うとこれじゃ伝わらないの一言に尽きます。この一言でさっと動けるお子様も世の中には大勢いるでしょうが私の子供たちはそうではないので、わかるようにいわなかった自分を少し変えようと思いました。伝えることは大事ですが伝わってなかったということですよね。ただ私もそんなに器用ではありません。私も変わろうとしてるんだからあなたも変わってよ、と思ってしまいますがそれは無理な話です。そこは潔く諦めないと、自分の~べきの押しつけになってしまいます。まだまだですね。
でもなんとなく子供たちとの間にあるクッションがとってもおおきくてあたたかいものに感じることが多くなりました。