こんにちは。
感染対策を講じながら定期ミーティングを開催しました。
心理的安全性が保たれていることを前提として
①インシデント/アクシデントの報告とその対処
②オルソケラトロジー治療開始に関して
などを話し合いました。
①インシデントアクシデントレポートの共有
インシデントとは患者さんに不利益を及ぼさないまでも「ヒヤリ・ハット」した出来事ですが、スタッフ全員が常に安全に気をつけていてもどうしても起きてしまいます。院長が常々言っている「ハインリッヒの法則」、
“一件の重大事故には29件の軽微な事故がかくれていてさらにその背後には300件のヒヤリハットが隠れている”
もちろんインシデントアクシデント報告はないに越したことはありませんが、それがいいというわけではありません。報告することで自分に不利益だ、印象が悪い、みんなに公開されるのが嫌だ、という気持ちから報告がなされないとしたら重大問題です。
マイナスな報告があっても心理的安全性の保たれている場所でならみんなで解決の糸口を見つけられ再発防止となることは間違いありません。スタッフ同士お互いを信じることがまず大切です。
②オルソケラトロジー治療が開始されます
治療の目的、検査の流れ、などの確認をしました。
度数の決定や説明に時間がかかるため、コロナ禍では実現がなかなか難しかったのですが予約制とすることや説明に工夫をすることで導入の運びとなりました。
導入に際しては年代の異なるスタッフ数人が実際体験することでどんな変化があるか、又向かない方もいることがわかりました。日中裸眼ですごすことができることにより、水泳やコンタクトスポーツ、眼鏡が妨げになる職業などの方には朗報ですが、治療は楽なことばかりではないのでそのメリットデメリットを実際体験して患者さんにお勧めできると思います。
詳しくは別ページでご案内の予定ですがそれまでは当院に直接お問い合わせください。
編集後記
8/1より看護師1名が新たに加わります。新しい治療法や治験協力なども始まります。
診療所の体力をつけて一人一人の患者さんにきちんと向き合うことができると思います。と同時に今まで忙しかったスタッフも少し余裕をもつことができるといいなと思います。
コロナ禍において医療機関の求められる責任の重さは発熱外来ではなくとも非常に重く感じました。その場その場で柔軟に考えて協力しあうことを求められたことは今までにもありましたがこれほど長く続くことはありませんでした。一般的に医療関係を職業として選ぶ人は、誰かのために働くことを喜びとし、使命感に溢れた方が多いといわれています。求められればできる限りのことをしようとする傾向がある反面、無理をしてでも頑張ってしまい、体や心を壊してしまう人も多いと聞きます。医療現場ばかりではありませんが、まだまだ緊張の糸を切らすことができない毎日です。
近所のこども園からいただいたひまわりはもうすぐ大笑いして太陽を見上げることでしょう。私たちもそれに元気をもらってまた前を、上を向いて頑張ります!